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展覧会情報

2021年 春季特別展

2021年春季特別展
 茶席を彩る  うるしの美 

 3月6日 (土)  ~ 6月6日 (日) 

[前期:3月6日~4月18日 後期:4月20日~6月6日]
※前期と後期で全面的な展示替を行います  
 
 
 漆工芸は、日本・中国・朝鮮・タイなどの東南アジア各地に見られ、
それぞれ様々な器物が制作されてきました。
今回の展覧会では、中国から伝わった堆黄・堆朱・堆黒・屈輪・青貝をはじめタイの蒟醤、
また日本で制作された蒔絵や梨地・鎌倉彫などといった漆工芸の茶道具を中心に、
また香箪笥や書院飾りとして用いられてきたものも合わせて展示致します。
漆そのものの艶やかな美しさはもちろんのこと、
蒔絵や螺鈿など様々な技法を駆使した“うるし”の技の妙もご堪能ください。

***

Spring 2021 Special Exhibition

The Beauty of Urushi Lacquerware — Coloring the Tea Ceremony

Saturday, March 6 – Sunday, June 6 

 

 

Lacquer crafts are found in various parts of East and Southeast Asia, including Japan, China, Korea and Thailand. 

Many regional variations in objects and techniques exist.

In this exhibition, we focus mainly on lacquerware styles that are used in tea ceremonies, 

such as Maki-e, Nashiji, and Kamakura-bori

We also exhibit some distinctive Chinese carved lacquer trays and Kinma vessels from Thailand. 

In addition, other lacquer works that are on display include incense chests 

and decorations for traditional drawing rooms.

 

We hope you enjoy not only the lustrous beauty of the lacquer finish 

but also the fascinating Urushi techniques of Maki-e and Raden.

 

 

Part I: Saturday, March 6 – Sunday, April 18, 2021

Part II: Tuesday, April 20 – Sunday, June 6, 2021

Note: All 1st floor exhibits on display during Part 1 will be changed for Part 2.

 

Hours: 10:00-16:30 (admission until 16:00)

Closed: Mondays (Exception: Open Monday, May 3)

Admissions: 800 yen for adults, 300 yen for students, 

free admission for junior high school students and younger

 

*The tea room is closed during the spring exhibition.

*Please be aware that exhibits may be changed due to unforeseen circumstances.  

Thank you for your understanding.

 

堆黄竜文丸盆(前期展示)
堆朱宝舟鳳凰文分銅形盆(前期展示)
堆黒花籠香合(前期展示)
存星猿桃香合(前期展示)
青貝天下泰平文字香合(前期展示)
柳桜蒔絵棗(前期展示)
小島漆壺斎作 七宝蒔絵鮟鱇形茶器(前期展示)
小川破笠作 歌仙絵硯箱(前期展示)
梨地近江八景蒔絵十炷香箱(前期展示)
堆朱南天鶏文輪花盆(後期展示)
紅花緑葉香合(後期展示)
青貝布袋香合(後期展示)
菊水蒔絵錫縁香合(後期展示)
高台寺蒔絵棗(後期展示)
梨地八島合戦硯箱(後期展示)
千鳥蒔絵面箱(4/18-5/9展示)
螺鈿葡萄棚唐草文旅箪笥(後期展示)
《主な展示作品》
 
[前期]堆黄竜文丸盆・堆朱宝舟鳳凰文分銅形盆・存星猿桃香合・天川四方盆・屈輪香炉盆・
    青貝天下泰平文字香合・原羊遊斎作 青貝心経香合・藤蒔絵四方香合・鎌倉彫武者香合・
    柳桜蒔絵棗・小島漆壺斎作七宝蒔絵鮟鱇形茶器・小川破笠作歌仙絵硯箱・香包蒔絵八角食籠 等

[後期]堆朱鳳凰文大丸盆・青貝人物卓・紅花緑葉香合・堆黒枇杷文香合・屈輪菓子盆・蒟醤干菓子盆・
    青貝布袋香合・菊水蒔絵錫縁香合・高台寺蒔絵棗・三井寺蒔絵棗・花丸文蒔絵香箪笥・
    山本春正作茶摘蒔絵香箪笥・螺鈿葡萄棚唐草文旅箪笥 等

※ 美術品の状態などの事情により、展示を変更する場合がございます。何卒ご了承下さい。

2021年春季 地階併設展

漆器のできるまで

地階展示室では漆器ができるまでの工程をご紹介いたします。
この度、京都府福知山市の桐村家のご厚意により漆芸に関する作品をお借りし、地階展示室にて展示することとなりました。
桐村家は、古くより評価の高かった京漆器を支える丹波漆の集荷と卸売りを家業としていました。

丹波漆は京都府北西部に位置する福知山市夜久野町周辺で生産される漆のことです。
この地域では奈良時代から漆掻きが行われており、江戸時代から明治時代にかけては、
国内でも有数の漆の産地として、また質の高い漆を産出することでも知られていました。
夜久野町の漆掻きたちは山陰・中国地方などへ出稼ぎに行っていたとの記録もあります。
明治四十年発行の『実用漆工術』には全国の漆の産地が三十ヶ所記載されており、
その筆頭に「丹波」が挙げられていることからも、丹波漆が良質な漆であると評価されていたことが分かります。
さらに平成三年には「丹波の漆掻き」が京都府指定無形民俗文化財に指定されました。

桐村家には卸した生漆の品質が高く評価されたことを示す賞状等も数多く残っており、
長年良質な漆を扱う卸売りとして認められていたことが窺えます。
今は当時作業場であった土蔵を「漆の資料館」とし、
さらに別棟に漆の採取・精製道具や古民具などを陳列しています(現在は非公開)。
資料館は立花大亀老師(京都・大徳寺)により「茂照庵」と命名され、
土蔵のほか、主屋・離れ座敷ともに平成十四年に国登録有形文化財に認定されました。

今回の展覧会では、ウルシノキから樹液が採取されて漆器ができあがるまでの工程を表した和紙人形(やまと凰人形スタジオ製)、
蒔絵の工程を表した小皿(象彦製)、京都で代々活躍していた村田九郎兵衛製の蒔絵筆も併せて展示いたします。
美術品であると同時に身近な工芸品でもある漆器が製作される過程をご覧いただき、ご理解いただければ幸いです。
最後になりましたが、本展を開催するにあたりご尽力いただきました桐村喜世美様に篤く御礼申し上げます。


漆を掻く
木地をつくる
漆を精製する
下塗り
蒔絵をかく

チラシ

ちらし表
ちらし裏

ご来館のお客様へのお願い

 
・館内では飲食・喫煙はできません。
・展示室および立礼茶席は写真・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
・携帯電話・スマートフォン・タブレット等、各種電子機器の使用はご遠慮ください。
・危険物や汚物、動物等の持ち込みはお断り致します。
・鉛筆以外の筆記用具の使用はご遠慮ください。
・酒気を帯びた方のご入館はお断り致します。

展覧会予告

2021年秋季特別展

2021年秋季特別展は、下記の通り予定しております。

「深まりゆく秋 -初秋・晩秋の取り合せ-」    
 前期:  9月  11日 (土) ~ 10月24日 (日)
   後期:  10
月26日 (火) ~ 12月  5日 (日)
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