いとをかし 和もの茶わんの世界 
9月3日 ~ 124日
茶の湯で用いられる茶碗の中で、日本で作られたものは和物茶碗と呼ばれます。それには千利休の指導により樂長次郎が作り始めた楽焼、野々村仁清・尾形乾山らに代表される色彩豊かで雅な京焼、京都以外の諸国で作られた形の様々な国焼があります。楽焼には赤と黒があり、シンプルな形とデザインが特徴です。そして京焼は色絵が特徴です。赤、青、緑など豊かな色彩で桜や笹や唐松など雅なデザインが描かれています。国焼は、薩摩焼のように京焼の影響を受けたものがある一方、唐津焼や美濃焼など独自の肌や風合いのよさが強みの茶碗が創り出されました。いずれも日本的で多様な感性に育まれた茶碗で、「いとをかし」と感じる、つまり何故か強く心魅かれる茶碗といえるでしょう。優雅で華やか、または個性的でおもしろみのある茶碗の数々を御鑑賞いただけたら幸いです。
《主な展示作品》
樂長次郎作 赤楽茶碗 銘獅子 ・ 練上志野茶碗 銘猛虎 ・ 鼠志野茶碗 銘横雲 ・ 樂道入作 赤楽茶碗 銘若山 ・ 仁清 金筋茶碗 ・ 乾山 銹絵山水画讃茶碗 ・ 樂了入作 金入若松絵茶碗 ・ 永楽保全作 秋草絵茶碗 ・ 御菩薩焼 色絵笹文茶碗 ・ 薩摩色絵高台寺文茶碗