書を愛でる 茶の湯の掛物
35日 ~ 65
日本には古来より書を愛でる歴史がありました。まず美しい料紙に流麗に書かれた仮名の書が平安時代、貴族に賞翫されました。鎌倉時代には中国から禅宗が伝わり、その中で禅の高僧の書いた墨蹟は、高く清澄な境地を示しているとして尊ばれました。そして茶の湯では、古くより仮名の書も墨蹟も重んじられ、鑑賞されてきました。この展覧会では茶の湯で用いられた仮名の書と墨蹟の名品を展示します。仮名の書は平安時代から鎌倉時代の流麗さが特徴の優品を、墨蹟では中国の元代、日本の鎌倉時代から江戸時代の、力強い名筆を集めております。古典的な作品の数々から書の魅力に迫る展覧会です。
《主な展示作品》
伝紀貫之筆 寸松庵色紙 (重文)・ 伝小野道風筆 小島切 ・ 源兼行筆 栂尾切 ・ 伝藤原行成 ・ 藤原公任筆 法華経断簡 ・ 伝藤原佐理筆 筋切通切 ・ 寂蓮筆 熊野懐紙 ・ 藤原定家筆 二首色紙 ・ 夢窓疎石筆 霊光不昧偈頌 ・ 伝了庵清欲筆 偈頌 ・ 宗峰妙超筆 白雲偈頌(重文) ・ 無準師範筆 葺一字 ・ 本阿弥光悦筆 宗達木版下絵和歌巻